新版 空手と気 (宇城憲治 著)

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2019年5月下旬発売
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新版 空手と気 ― 気の根源 思考の深さ ―

生と死という「生き残る」ための厳しい世界で生み出された武術には、相手を瞬時にゼロ化する技や、相手との間や時間のコントロール、先を取る、観の目など、最先端の科学をもってしても解けない次元の高い世界が継承されています。その最筆頭が「気」です。

本書【第一部】では、従来の武道界や一般にとらえられている気とはまったく異質の、武術空手の究極から引き出される、人間のエネルギーの根源「気」について、その理論と実践が詳細に解説されています。
常に「できる」という事実から内なる身心との会話を通し見出された武術の法則性。その世界は、決して知識、頭で学べるものではなく、思考を深め、自分の中に身心優先の回路を構築してこそ学べる世界です。

【第二部】で紹介する武術・仕事・日常における宇城氏の生き様を凝縮した記録は、まさに思考の深さ=「気」にいたる、学びのプロセスを理屈抜きに伝えるもの。語録とともに掲載した写真は、「気」による宇城空手の技の冴えと迫力をあますところなく伝えています。

本書は、2007年の初版以来、武術の世界にとどまらず、多くの人の「座右の書」として愛読されてきましたが、今回の五刷りを機に、さらに新たなページを設け、その後の宇城氏の生き方、ものの見方、考え方を加筆いただき、『新版 空手と気』といたしました。
本書は、必ずや、手に取ってくださる方のさらなる活力、勇気、気づきにつながることと信じています。

 

著者メッセージ


『新版 空手と気』 出版にあたって
 今、武道はオリンピック種目にも加わり、スポーツ競技が色濃く反映され、ますますそれは加速していくことと思います。しかし、武道の原点は武術であり、日本文化の根底をなすものでもあります。その事を忘れてはならないと思います。

 武術の原点は、何と言っても戦国時代、江戸時代の剣術があげられます。その真意の第一義は、生死をかけた真剣での立ち合いにあったからです。一度刀を抜けばどちらかが傷つき、あるいは両者とも傷つき、時には死にもつながります。

 当然そういう心境にあっては、自分も生き、相手を生かすという最善の勝ちを得るために、刀を抜く前に勝負をつけたいということになります。「刀を抜く前に」ということは、別次元のパワーが必要です。だからこそ、それまで殺傷道具としての刀を「戦わずして勝つ」の境地まで昇華させました。その究極にあるのが「気」です。 

 本書『空手と気』では、最近の海外での空手組手のスナップ写真とともに、自論を書きとめました。
 現在にあって、刀こそ帯刀していませんが、日常は真剣そのものです。まさにこの書が日常の生き方、人生のあり方のヒントになれば幸いです。

宇城憲治    
 

目次より


■ 第一部 思考の深さと気

  第一章「思考の深さと気」
    伝統文化に学ぶ
    型に学ぶ
    武術の本質
    空手と気
    目に見えないものを見る
  第二章「宇城流根本原理・気」
    武術に見る高度な術技を身につける方法―思考の深さ―
    宇城流根本原理 その1 (形・呼吸・意識で変わる)
    宇城流根本原理 その2 (統一体と部分体)
    宇城流根本原理 その3 (気とエネルギー)
    思考の深さと気
    稽古法の革命
    宇城流根本原理 補足1 (意識の世界と無意識の世界)
    宇城流根本原理 補足2 (日常と非日常)
    宇城流根本原理 補足3 (樽桶の法則と守・破・離)
    検証することの重要性
■ 第二部「術技の奥にある気」
  <修行とは>
    自己満足に成長はありません
    「これでいいですか」はあり得ない
    相手の事の起こりを制す、そこに稽古が向かわなければなりません/ほか
  <真の武術 ― 気>
    武術とは、戦う中から平和をつかむことです
    裏切らない身体をつくらなければなりません
    組手で使えてこそ、武術の価値があるんです/ほか
  <宇城流ものの見方・考え方>
    思考の深さは無から有を生み出す
    型で短所に気づき、癖を直し、気品、気位を出していく
    武術修行の究極は、戦争をしない心、させない覚悟です/ほか
  【新項目】 <身体は「内なる気」に応じて動き  「気」は「心」の向かうところに応ずる>
    今の常識や科学では説明がつかない世界がある
    「どうして」は自己に向き、「なぜ」は相手に向く
    愛の反対は憎しみでなく、無関心である
    全体先にありきは、弱い自分を強くしてくれる
    調和は融合を生み、大きな力となる
    生き抜く魂を
    愛しえて寄りそう人間教育
    すべての答えは調和の中にある
    調和によって時間は動き出す
    最後は自分


(A5並製 240頁)

 

【 著者プロフィール 】
◎ 宇城憲治 ( うしろ けんじ )

 

 創心館空手道 範士九段

 全日本剣道連盟居合道 教士七段

 宇城塾総本部道場 創心館館長

 

エレクトロニクス分野の技術者としてビデオ機器や衛星携帯電話の電源開発をはじめ、多くの技術開発で世界をリードし数々の特許も取得。
また、経営者としても国内外を広く統括し、第一線で活躍。多忙を極める職業人としての日々はまた、厳しい武道修行を重ねる毎日でもあった。
まさに現代における文武両道のその生き様は、出会う人々を 魅了してやまない。
現在はこのような妥協のない人生から生まれ出た武術の究極 「気」によって人々の潜在能力を開発する指導に専念。
空手実践塾・宇城道塾・親子塾・野球塾・学校実践講演・プロ&アマスポーツ塾などで従来の「学ぶ・教える」から独自の「気づく・気づかせる」指導を展開。 それはまさに “人間塾” ともいえるもので、弟子・受講生らの人生に多大な影響を与え続けている。

 



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